思い出の銀杏BOYZ
先日チケットぴあで、大相撲の地方巡業のチケットを購入したところ、日本全国全ての大相撲地方巡業情報が配信されるようになったので、メルマガを解除することにしました。
解除するついでに、他にはどんな公演情報があるのかざっと見ていたら、銀杏BOYZのチケット情報を見つけたんです。
銀杏BOYZは高校生〜20歳頃まですごく好きだったんですよね。
私が高校生くらいの頃は「青春パンク」ブームで、そのまんまですが青春をテーマに歌うパンクバンドがたくさん出てきていました。
銀杏BOYZの前身、GOING STEADY時代を含めて、銀杏BOYZはそんな青春パンクバンドの牽引役だったと思います。
高校か短大の頃、地元の少し規模が大きめなライブハウスに来る、というのでチケットを買おうとしましたが、すぐに完売してライブには行けませんでした。
結局、積極的に彼らのライブに行こうとしたのはその時だけだったのですが。
私は高校1、2年と根性がねじ曲がっていて、クラスに仲良しの友人がまったくいない人間でした。そんな状態でいじめを受けなかったのは幸運でした。
せっかく優しくしてくれる人がいても、その優しさに応えるでもなく、態度が悪かったように思います。
今考えると優しさに甘えてたんでしょうね。というか、優しい人を大切にせず、人気者に気に入られたかったです。
人気者…というか、クラスの中心にいるわけでなくても、仲良くなりたい人と仲良くなれず。
今考えるとホントに申し訳ないですし、恥ずかしいです。
他にもせっかく部活に入ったのに全く熱心に活動せず、それなのに潔く辞めずダラダラと半幽霊部員で、高校時代は本当にどうしようもない生徒でした。
友達がいないので学校に行きたくなくて、でも不登校になる勇気もなくて、遅刻や早退を繰り返していたので当然単位が足りなくなります。
高校2年の秋頃、担任から家に電話がかかってきて、親に問い詰められたので「学校を辞めたい」と初めて親に気持ちを伝えました。
結局学校には通い、なんとか無事に進級できて、3年生の頃にようやく、それなりに学校が楽しくなりました。
銀杏BOYZはそんな時期に聴き始めたバンドです。
歌詞が屈折していて、黒歴史を持つ自分は共感できるところが多く、とても好きになりました。
聴いたきっかけは忘れましたが、たしか同じく当時好きだったサンボマスターがきっかけではないでしょうか。
サンボマスターのボーカル、山口さんと銀杏BOYZのボーカル、峯田さんの対談かなにかで存在を知って、聴いたような気がします。
初めて買ったアルバムは、10曲くらい収録されているうちの前半5曲くらいは曲も声もガチャガチャで、聴きづらいと感じた記憶があります。
でも、初めて聴いたときに感じたガチャガチャ感も、聴いているうちに良くなってくるんですよねえ。それだけ味のある曲ともいえます。
短大を卒業してから、新卒で上京したときには同じアルバムの「東京」という曲がとても沁み入りました。
結局1年経たずに里帰りしたわけですが、自分の青春時代の思い出がつまっています。
さて、本題の銀杏BOYZですが、どうやらボーカル以外のメンバーは脱退して、現在はボーカル峯田さんのひとりバンドとのこと。ZARD(坂井泉水)みたいなものですね。
ライブでは、サポートのバンドを頼むスタンスのようです。
ボーカル以外全員脱退って実質解散のような気がしますが、今後も誰か入る予定があるということでバンド名を残しているんでしょうか。
前に、くるりやビートクルセイダーズでボーカル以外全員脱退ということがありましたが、新メンバーが入って継続していました。(ビークルはその後本当に解散してしまいましたが)
ボーカル以外全員脱退って、正直ボーカルの人間性に問題があるんじゃないかと
疑ってしまいます。
音楽の才能と人間性は別ですね。
もっとも、天才という人は変わり者も多いかもしれませんが。
いろいろ調べていたら、最近の銀杏BOYZの曲を見つけたので聴いてみました。
15分って最初見たとき聴くのをあきめかけましたが、聴いてみてよかったです。
15分という長さを感じさせませんでした。
特に、後半の展開が好きで、女を買って、別れるときに私は幸せになれるかな、ってくだりが好きです。
私が青春時代に聴いていた頃の印象とは別物ですが、改めて聴くと、やっぱりいいなあ、と思いました。
本日もありがとうございました。^ ^