奥さんのぼやきブログ

夜型主婦。雑記を書いてます。同じようなことをいつも考えてるので似たような日記を書くかもしれません。

東野圭吾作品は読みやすい

東野圭吾の「白夜行」を読みました。

以前読みましたが、もう一度読みたくなったので、図書館でもう一度借りました。

ちなみに、「白夜行」は東野作品にハマるきっかけでした。


東野作品をその後色々と読みましたが、登場人物のセリフ回しがあまり好きになれず、いつのまにか読まなくなっていました。


改めて読んでみると、読みやすくて面白いです。


ベストセラー作家になるのもうなずけます。


白夜行」はドラマ化もしましたし、本を読まないうちの夫も知っていました。


通常、面白い本でも読書はエネルギーを使うので、読み終えるのに時間がかかるのですが、サクサク読めました。

質屋殺害事件からストーリーが始まりますが、その被害者の息子(亮司)と容疑者の娘(雪穂)がダブル主人公です。


とはいえ、主人公たちの心情の描写はなく、主人公たちの周りの人間から見た世界が描かれます。


ふたりは全く接点がなく、別々の道を歩いているように見えるのですが、実はお互い繋がっている、という点にザワザワして、夢中になって読みました。


どちらかといえば、雪穂の成功を亮司が陰で支える描写が多いですがね。


雪穂の邪魔者を、亮司が消して、雪穂をのし上がらせるといいますか。


いまは、「白夜行」を読み終えて、続編ともいえる「幻夜」を読んでいます。


幻夜」も似たようなスタイルで、女性主人公(美冬)をのし上がらせるために男性主人公(雅也)が暗躍する、という話ですが、男性主人公側の心情が描かれているという点が「白夜行」とは異なります。


白夜行では、主人公がお互いに愛し合っているように感じましたが、幻夜では男性側の心情が描かれているからか、完全に利用されているようです。


幻夜はまだ読了していないのでなんとも言えませんが、ラブストーリーという視点では、白夜行のほうが救われます。


例えば、「白夜行」で、雪穂がブティックを経営して成功するんですが、店の名前が「R&Y」なんですよね。


「Ryoji&Yukiho」の略かな、なんて思ったりして。



白夜行をもう一度読んだらまたハマったので、「幻夜」と一緒に購入することにしました。



また、読みごたえのある本に出会ったら、レビューしていきたいと思います。


本日もありがとうございました(^^)