kawaiiパワーは力をくれるもの
「妖怪ウォッチ3」がいよいよ発売を開始した。
3の舞台はUSAらしい(妖怪ウォッチでは、なぜか決してアメリカというワードは出てこない)。電気屋さんのゲームソフトコーナーでは前面に押し出されていた。
1人でいても心がしんどい時は、ジバニャンやコマさんをはじめとした妖怪たちを見て癒されている。
エッセイストの酒井順子さんがエッセイ『昔は、よかった?』でこんなことを言っていた。
現在独身の酒井さんは、30代で京都に目覚め、お土産としてたくさん売られている鳥獣戯画グッズにはまった時期があったらしい。
しばらくして酒井さんの中で鳥獣戯画ブームは去ったらしいが、年下の30代独身女性編集者さんと一緒に京都に行ったときに鳥獣戯画にはまっている、という彼女から話を聞いたことを受けてのこの一文。
結婚して子供でも産めば、子供が好むアンパンマンやらポケモンやらのキャラクターに目は移り、また自分にとっては子供そのものがキャラクターということで、キャラクター欲求は薄くなるのだと思うのです。しかし独身のままでいると、「可愛いものを身近に置いて愛でたい」という欲求は、いつまでも消えません。
その後に、鳥獣戯画のようなシックな可愛らしさは、30代独身女性の心をつかむのではないか、と続く。
確かに30代のママならまだ子供が小さい方も多いとは思う。子供向けのキャラクターや子供そのものがキャラクター欲求を満たしているから、同年代の独身女性に比べたらキャラクター熱は低いかもしれない。
ただ、独身30代女性に限らず、可愛いものを身近に置いて愛でたい欲求は赤ちゃんからお年寄りまで、たいていの人が持ち合わせていると思う。
赤ちゃんは例外なくアンパンマンが好きだという。アンパンマンは顔が丸いから、安心するらしい。
また、深夜のスポーツ番組には何故かスポーツとは関係なさそうな可愛らしい女性が出ていることがあるが、それもキャラクターを愛でたい欲求に近いものがあるような気がする。
日々の残業で疲れ切ったサラリーマンが、妻も子供も寝静まったあとの家に帰ってテレビを付けるとかわいい女性が映っていたら、少しは疲れがとれるのではなかろうか。
キャラクターを愛でることはリラックスや癒しの意味も大きいのだと思う。
思いつきだけど、キャラクターグッズには湯呑orマグカップが必ず存在するのも、お茶を飲む=癒しということにも関係がありそうな気がしている。
本日もお読みくださりありがとうございました(^ ^)