奥さんのぼやきブログ

夜型主婦。雑記を書いてます。同じようなことをいつも考えてるので似たような日記を書くかもしれません。

磯野家の若手男衆(カツオ・マスオ)について

毎週日曜日の夕方はサザエさん


現代日本では、もはやファンタジーとなったサザエさんのアニメ。


ファンタジーだからこそ、国民的アニメとして老若男女問わずに愛され長年続いているのだろう。


それにしても毎週、カツオの活躍には目をみはる。
活躍というよりも頭の回転の速さ、柔軟性とポジディブシンキング、だろうか。



庭への侵入者(実はペット探しを依頼されていた探偵)を仕掛けたワナで捕まえたり、
イクラちゃんが裏のおじいさんの家の、1時間に一度しか鳴らないボンボン時計の音を気に入って、家に帰ろうとしないとなると、時計の針を早回しして音を出して喜ばせたり。




さらに、いつも波平かサザエに怒られてタラちゃんにまで小馬鹿にされても、どこ吹く風の鋼メンタル。




長谷川町子先生の当初のキャラクター設定としては、「悪知恵が働くいたずら小僧だけど憎めないヤツ」だったのかもしれない。
しかし、原作の後半でも、カツオはアニメで見るような現代的な感覚の持ち主として描かれているようにみえる。



カツオは実年齢は11歳でも、彼は大人としてカウントしてもいいのではないだろうか。「いたずら小僧」という枠では収まらないと思う。



カツオを気に入っている花沢不動産の社長はたいへん先見の明がある。
娘の花子もやり手のようだし花沢不動産の未来は安泰だ。


大げさではあるが、高校を卒業したら花沢不動産の社長に弟子入りしてビジネスを学び、早々と跡を継いでさらに商売の手を広げることも、カツオならば可能かもしれない。




一方(正確にはフグ田家だが)マスオさんは、安定志向で堅実。会社では同僚(アナゴ君)にも頼りにされる。以前、波平の趣味のお陰でお偉いさんにも一目おかれたことがある。今後も同じ会社で真面目に順調に働き、出世していくだろう。

家では良きパパであり愛妻家である。サザエが母親になっても、女としてみてくれているというのは同性として大変嬉しいものだ。
波平からすればいい婿であり息子。晩酌にも、婿という立場上もあるとはいえ、ニコニコお付き合い。


私がマスオさんに対して最も好感を抱いている点は自分の正直な良い気持ち(喜怒哀楽でいう、喜と楽)を家族に対して素直に表現するところである。
波平とキャッチボールだか相撲をした時に、本当の親子のようで嬉しいです、と本人に直接言ったりだとか、
洗濯物のポケットの中身を改めないサザエが、マスオさんの洗濯物のポケットに入れていた映画のチケット2枚を一緒に洗濯しそうになって
君を驚かせるために黙っていたんだ、と言ったりだとか。


タラちゃんはともかくカツオ、ワカメやノリスケに好かれるのも当然である。


そんなマスオさんも時には過激な行動をとる。

新婚当初は磯野家の近所で家を借りていたようだが、その貸家の玄関口の仕切り(正式名称不明)に使われていた木を勝手にノコギリで切っているところを大家さんに見つかって追い出されたり、
パンケーキをバク宙してひっくり返すという高等テクを使おうとして失敗したり、
バイオリンを倉庫で見つけて突然弾いてみたり(とても聴けるものではない)と突如思い切った行動をとることがある。



そのギャップで、会社でもマスオさんに憧れてる女子社員いそうだなぁ〜。


カツオとマスオはまったく別のタイプではあるが、現代日本ではどちらも将来性があり、女性が結婚を検討する条件としてかなり有利ではなかろうか。
カツオはリスキーなタイプといえなくもないから不景気な現代ではマスオに軍配が上がりそうだが、カツオはカツオで一般企業に入ってもうまく立ち回って出世しそうな気もする為、甲乙つけがたい。


いずれにせよ、結局パートナーは花沢さんやサザエのようなタイプがいいのだろう。流石のカツオも花沢さんには歯が立たないが2人ともやり手だから、実生活でなくとも仕事のパートナーとしてはうってつけではなかろうか。
サザエはADHDの疑いがあるからマスオさんのように穏やかでしっかりした夫が合うと思う。


人は落ち着くところに落ち着くのだ。



本日もお読み下さりありがとうございました(^ ^)